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取り組み内容のレポート

Vol.3
学生自身が気づき、求める “真なるコミュニケーション力の必要性”
~ 受け手に伝わる・受け手の身になる、双方向のコミュニケーション力を模索 ~

講座の3分の1を終え、講座の運営も講師役の新スタッフと受講生間のコミュニケーションもずいぶんと慣れてきました。それと同時に、「受講生は、達成感を感じられているだろうか」「もっと交流するためには、どうしたらいいのか」などといった、実際の講座運営以外の、受け手の反応に対する運営スタッフ側の新たな悩みも浮上。

そうしたなか、スタッフ間でしっかりと話しあう、ほかのグループの様子を見て感じたことを共有する、決まっている内容に捉われるのでなく、受け手の状況に応じて柔軟に変えていくことを心がけるなど、双方向のコミュニケーション力を強化していくための施策を確認したうえで、5月中旬以降の講座が実施されていきました。

自分たちの力で試行錯誤していくなかで見えてきた、真なるコミュニケーション力の必要性。その力の習得を、PCスキルとともに学生自身が求めていく第4回から10回までの講座の様子を写真とともにご紹介します。

模擬授業と、第4回から第10回までの講座実施スケジュールを見る

第4回から第10回までの講座実施

2013年5月14日 ~ 5月17日
第4回 講座 「フリーソフト」
「フリーソフト」は、パソコンの活用の幅を広げるためのスキルを身につける講座。この講座では、パソコンのカスタマイズや自分の目的に沿ったフリーソフトをウェブ上から探すことを目標とした内容が実施された。
ソフトウェアは、「エンターテインメント」「音楽&動画」「ニュース&天気」といったカテゴリを各人が自由に選択。大学生活に役立つ、学生生活がより楽しめる等といった観点に基づいて、Windowsストアアプリのなかから他者にも推奨したいと考えるフリーソフトを選んでインストールするワークが行われた。
  1. 「大学生活で役立ち、皆にも共感してもらえるソフトウェアが何なのか?」を考えながら、フリーソフトをリサーチ。
  2. 一人ひとりが調べて探しだした、学生生活に役立つオススメのフリーソフトを、グループのメンバーで共有。
2013年5月21日~5月24日、5月28日~5月31日
第5回 ~ 6回 講座 「データ処理」
5回と6回の2回にわたって実施された「データ処理」の講座では、Excelをフル活用。
初回は、「表の作成」と「さまざまな関数を理解して、それを実際に使えるようになること」が目標とされた。具体的には、タイピングの速度を記録するための記録表の作成をはじめ、相対参照・絶対参照のレクチャー、SUMやIFなどの関数のレクチャーと、それらの関数を使って解く練習問題を実施。続く6回目の主な講座内容は、「グラフの作成」。Excel 2013の新機能の「クイック分析」や「おすすめグラフ」のレクチャーや、グラフの種類などについて理解を深めた。
  1. 初めて覚える難しい関数など、ついていけない受講生が出ないようグループアシスタント(以下、GA)がきめ細かくサポート。
  2. 講座の回数を重ねるごとに、受講生同士が教えあって学んでいくシーンが目立つように。
  3. Excelを用いた表の作成。GAから出された高度なワークに、一人ひとりが真剣に取り組んでいく。
2013年6月4日~6月7日、6月11日~6月14日、6月18日~6月21日、6月25日~6月28日
第7回 ~ 9回 講座 「プレゼンテーション」
この講座では、“人前できちんと話せるようになる”ためのスキルを理解することと経験を積むことを目的とした内容を実施。題材としては、学生向けのウェブサービスに掲載されているIT関連のニュースを自分たちなりにまとめて発表するスライド作りに取り組んだ。
初回の講座では、スライド作成に入る前に、まずは発表内容の組み立て方(構成)や見やすいスライドを作るためのポイントなどのプレゼンテーションに関する基礎知識をGAがレクチャー。そして、次の講座では、目線や時間配分などの発表時に気をつけるべきポイントを学び、学んだことを念頭に置きながら、グル-プごとに練習発表。最後の9回目の講座では、全6グル-プがそれぞれにまとめたスライドを、1チーム10分以内のプレゼンとして発表した。発表を聞く側は、見やすさやわかりやすさなどの「スライドスキル&構成力」と声量や話すスピードなどの「発表スキル」を書き込む「評価カード」を、また、発表するグループは同様の項目で「自己評価カード」を記入した。
  1. 取りあげるニュースを選び、ホワイトボードも活用しながらわかりやすく解説していくためのスライド内容を全員で協議する。
  2. 講師役の学生が提示したスライドの改善点を、各自が考えて全員の前で発表。
    この繰り返しを経て、より良い内容にしていくためのコツが認識されていく。
  3. グループごとに行う10分以内のスライド作りの様子。
  1. グループ内で各自が分担して作成したスライドを元に、発表のリハーサルを実施。
  2. リハーサルでは実際に声に出して、発表内容をより良い内容に昇華していく作業を繰り返す。
  3. 役割分担をして、誰がどこのスライドを作成するかを決定。基本は受講生同士で考えさせ、GAのフォローは必要最小限にとどめる。
  4. リハーサルを繰り返し、グループ内で発表のポイントの洗いだしや改善点を修正しつつ仕上げていく。
  1. 発表を聞く側も 、自分たちの記入した「評価カード」の結果が、グループの順位に直結するため真剣に聴講。
  2. 発表する様子。発表時の視線や声の大きさになどにも留意し、情報を的確・適正に伝えるスキルも意識して取り組む。
  3. 題材となった「ニュースの記事」の要約に加え、提案型の内容に仕立てる、ムービー(動画)を加えるなど、
    発表のスライド作りにはさまざまな工夫が見られた。
2013年6月25日~6月28日
第10回 講座 「まとめ」
講座の総まとめとして、最後の講座では学生スタッフが作成したMOS試験の疑似問題を解く内容を実施。グループ対抗として、40分間の時間内で何問解けるかを競いあった。疑似問題は、受講生が一人ずつ順番に解き、「同じグループの受講生が教える」「以前に使った配布資料のどこにヒントがあるかを伝える」等々、受講生同士が協力しあっていく様子が顕著に見られた。
最後に、すべての受講生が、受講したことで身につけたスキルの活かし方やMOS試験を受験する時期などの今後の目標を、改めて設定した。
  1. グループごとにMOS試験の練習問題を解く様子
  2. 対抗形式のためか、受講生同士が熱心に教えあう&助けあうという姿がどのグループ内でも繰り広げられた