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取り組み内容のレポート

Vol.4
自分たちの活動成果を、社会に発信してみる
~ 「日経パソコンカップ」への出場が新たなる成長の機会に ~

2013年度の『Akita PC Lab.』は6月末をもって全10回の講座が終了しましたが、講座スタッフおよび受講生は、今年はじめての取り組みとして、大学生のプレゼンテーションコンテスト「日経パソコンカップ」への参加出場を決めました。
これは、講座で培ってきたスキルで発表内容を創りあげていく構成力・表現力のみならず、自分たちの考えを第三者に伝えるためのさまざまな工夫を考え、練りあっていくチーム力を試すための絶好の機会となります。

今年の『Akita PC Lab』には、秋田大学の全新入生の約3分の1にあたる約300名が参加しましたが、こうしたチャレンジの場を新たな目標としたことも起因して、9割近い受講生が最終回の講座まで参加するなど、大きな成果につながりました。

本稿では、7月上旬に行われた予選会によって選ばれた優勝チームが臨んだ、「日経パソコンカップ」決勝大会の模様をご紹介します。

2013年『Akita PC Lab.』への出席状況 一覧

プレゼン発表と他校との交流の場

日経パソコンカップの概要と発表の模様
「日経パソコンカップ」は、大学生活協同組合(以下、大学生協)と『日経パソコン』(日経BP社)の共同開催によるプレゼンテーションのコンテストで、その第1回決勝大会が2013年9月21日(土)に東京海洋大学(越中島キャンパス)で実施された。
当コンテストは、大学生協の一部が新入生向けに実施しているパソコン講座の受講生や講座スタッフが参加対象とされることから、秋田大学の学生も参戦。決勝大会では、その他、岩手大学、弘前大学、福島大学、山形大学を併せた、計5大学の7チーム(1チーム、2~8名で結成)の学生代表がPowerPointを使って5分間のプレゼンテーションを行った。

秋田大学からは、2013年度の受講スタッフ(1年生)によるチーム「地鶏みらくる(じどりみらくる)」と、3年生の講座スタッフによるチーム「APLS(えーぴーえるえす)」の2チームが代表として決勝戦に臨んだ。そして、地鶏みらくるチームはベストシンキング賞に、また、APLSチームはベストデザイン賞を受賞するなど輝かしい結果を手にした。

情報交換会の模様
また、コンテストの結果発表後は、東京海洋大学内のセミナー教室に場所を移動して、オリジナル講座の取り組みについての「情報交換会」を実施。学生6~8名を1チームとし、自校での取り組みの紹介や講座運営に関する悩みや克服ポイントなどの体験談やノウハウを共有した。

受賞した学生からのコメント

ベストデザイン賞 受賞

奥村さん
奥村さん

菅谷さん
菅谷さん

チーム名:APLS
工学資源学部 土木環境工学科3年 / 奥村 勇貴さん
工学資源学部 情報工学科3年 / 菅谷 直仁さん
3種のオンラインストレージサービスの比較をテーマにすることは以前から決めていたので、発表内容はブラッシュアップを重ねてきましたが、その3つを競走馬に見立てて馬の画像を使うアイデアは、数日前に思いつきました。ベストデザイン賞に選んでいただいて光栄です。(奥村さん)/ 大学の友人の紹介で講座スタッフに加わったのですが、講座を通じて知りあったメンバーとの出会いや経験が、今回の受賞につながったと思っています。(菅谷さん)

ベストシンキング賞 受賞

櫻庭さん
櫻庭さん

齋藤さん
齋藤さん

チーム名:地鶏みらくる
教育文化学部 国際言語文化課程1年 / 櫻庭 彩乃さん
教育文化学部 国際言語文化課程1年 / 齋藤 明日美さん
他校の発表がとても上手だったので、自分たちが受賞できたことにとても驚いています。シリアスなテーマ(※)を選んだ分、発表時の言い方にコミカルさを加える演出で臨みました。(櫻庭さん)/発表は、講座で常に言われてきた“伝わりやすい内容になっているか否か”を意識するよう心がけました。「受賞は無理かな?」と思っていたので、賞をいただけてとても嬉しいです。(斎藤さん)
※「もし君が死んだら…Facebookのアカウントはどうなる?」

秋田大学生協からのコメント

秋田大学生活協同組合 専務理事 櫻田 光治さん

秋田大学生活協同組合 専務理事  櫻田 光治さん
『Akita PC Lab. 』の学生スタッフが、受講生のためにかけた時間と労力と思いは相当なものである。教科書や指導書があるわけではなく、マシンやOS、アプリケーション、大学・社会生活、そして新入生が毎年変わるなか、それらすべてに対応していくのである。受講者満足や高い受講率維持に向けた悪戦苦闘の連続のなかから学んだこと、そしてともに頑張った仲間の存在は、きっと彼らの血肉になったと思う。
さらに今年は、「日経パソコンカップ」に参加したことで、講座内だけで行っていたプレゼン発表会を大学の先生方の審査による大学予選会に格上げし、受講生を他大学の学生と競う決勝戦に臨ませ、見事受賞を果たすことができた。講座の質をより一層高めていくためにも、これからも外に向けたアウトプットの機会を増やしていきたいと思っている。

秋田大学 生活協同組合 米田正道さん

秋田大学 生活協同組合 米田正道さん
昨年と比較すると、プレゼン大会(「日経パソコンカップ」)への参加や受講率の改善など、チャレンジと成果が見えた年になった。講座を運営する学生スタッフにとっては、今年はじめて実施したことも多く苦労したことも多々あったと思うが、中心メンバーがみんなを引っ張って粘り強く取り組んだことで成果につながった。講座がはじまった当初は、中心メンバーであっても率先して意見を言う学生は少なく、議論もうまく進められないという状況からスタートしたが、今では見違えるように頼もしい存在になった。
その分、“受講生への貢献”という点では、まだまだ可能性があると思っている。それは、受講生と学生スタッフとの関係構築である。学びあい、切磋琢磨できる関係を築いて、より多くの受講生が次のチャレンジの場として学生スタッフの活動を行うことによって、さらに成長できる講座を作っていきたいと考えている。

関連情報

「日経パソコンカップ」掲載情報(教育とICTオンライン)