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MOS世界学生大会 2015 決勝戦 日本代表結果

2015年8月9日(日)~8月12日(水)(現地時間)、「MOS/ACA世界学生大会2015」決勝戦がアメリカ・ダラス(テキサス)で開催されました。
今年の大会は、世界82ヶ国から延べ83万4千人の学生が参加し、MOS日本代表はワード、パワーポイントの決勝戦専用試験に臨み、各国から選出された代表とそのスキルの高さを競いあいました。
その結果、日本代表の下地陽子さん(創価女子短期大学2年)が今大会初のワード2013部門で世界第3位に輝きました。また、佐藤里咲さん(慶應義塾大学1年)が、ワード2010部門で世界第4位の好成績を収めました。

ワード2013部門世界第3位創価女子短期大学 2年下地 陽子
ワード2010部門世界第4位慶應義塾大学 1年佐藤 里咲
パワーポイント2013部門世界第9位東京電機大学 1年山崎 晃史
パワーポイント2010部門世界第17位駒澤大学 1年榎田 峻

各部門10位までの受賞者一覧

決勝戦を終えての日本代表コメント

  • <ワード2013部門 第3位>
    創価女子短期大学 2年 下地 陽子さん

    日本代表に選出されたとき、驚きと不安でいっぱいでしたが、決勝戦へ向けて自分の力を出し切ろうと決意した瞬間となりました。アメリカでの決勝戦へ向けて、私は自宅でのテキスト学習を中心に復習と模擬試験を繰り返し解きました。苦手なところをできるだけなくし、一個一個の操作に対する正確さを上げていきました。また時間を計ったり、人のいる場所で取り組むことで、試験会場の雰囲気を想像して取り組んでいました。決勝戦の試験では、ハプニングや周りの雰囲気、また自身の緊張で、いつもより判断も遅くなり焦りが出てしまいした。しかし、自分がやってきたことを出し切れるように冷静に対応することに努めました。その結果、ワード2013部門の第3位入賞をすることが出来ました。まさか自分が選ばれるとは夢にも思っていなかったので、嬉しさと同時に応援してくれた方々に感謝の思いでいっぱいになりました。
    また、私がとてもいい経験になったことは、他の参加者との交流でした。初めての海外で、たくさんの国の方々との交流は、英語が苦手な私にとって、自分の力を試される場となりました。自分の語学力で精一杯交流を図り、素敵な友情を築くことができました。今回の経験は日本に帰ってから、更にパソコンのスキルを上げ、それとともに語学力をあげて、将来海外に行きたいと思える貴重な経験となりました。

  • <ワード2010部門 第4位>
    慶應義塾大学 1年 佐藤 里咲さん

    今回日本代表に選んでいただき、大変誇りに感じています。高校のときにMOSの資格に出会った私ですが、正直自分がMOSにおいて世界大会に臨むことができるなど、思ってもみませんでした。選んでいただいたことに感謝をするとともに、世界大会では自分自身の実力を試すとともに、多くの経験を積み重ねて、日本に帰ってきたいと考えていました。試験当日まで、私はパソコンスクールに通い、徹底的にMOSの勉強に取り組みました。初歩から応用まで、わかっているところでも、きちんと最初から操作の確認をし、一番早い操作を自分で研究しました。わかっているところがあるからといって、その箇所をおろそかにすることなく、最初から徹底的にスキルを磨くことがもっとも重要な対策だったのではないかと思います。
    さらに、大会では試験を受けることだけではなく、各国の学生との交流を図ることができ、多くの刺激を受けることができました。みんなそれぞれ、話す言語や生まれた環境、価値観は異なりますが、MOSのチャンピオンという座を狙って、日々努力してきたことには変わりありません。だからこそ、互いに納得できたり、尊重しあうことができたと思えます。基本言語は英語ですが、世界大会において交流を図ることは、どれだけ有意義に過ごすかというキーにもなります。言語の壁を乗り越え、様々な価値観に触れられる経験は非常に貴重であったと感じています。
    決勝戦に参加することで得られたことはたくさんありましたが、やはり自分の目標がより明確になったことが、大きな産物だと思います。入賞は逃しましたが、だからこそ悔しさとともに、自分に何が足りなかったのか、これから何をするべきなのか、より考えることができました。大学生活、そしてこれからの生活において、様々なチャレンジができる場がたくさんあります。どんなことに対しても失敗をおそれることなく、たくさん経験を積み、社会に出てからより多くの人を助けられる仕事ができたらいいなと思います。

  • <パワーポイント2013部門 9位>
    東京電機大学 1年 山崎 晃史さん

    私は昨年に引き続きMOS世界学生大会にエントリーしているため、日本代表決定の知らせをいただいたときは遂に夢をかなえることができ、世界で技術を競うことができるという期待に心を躍らせました。渡米後は操作にかかる時間を短縮できるよう意識して演習に取り組みました。MOS世界学生大会の開催期間中では、試験を行うごくわずかな時間以外は各国の代表選手との交流が主となるためさまざまな文化の人たちと友達になることができました。お互いに自国のお土産を交換したり、トークを楽しんだりと有意義な時間を過ごしていました。その際の会話ではもちろん英語が用いられます。そのため私は事前に英会話の練習をしていたのですが、会話についていくことができず、自分の英語力のなさを痛感しました。待ちに待った決勝戦では世界のレベルの高さを思い知らされました。操作自体は難しくないものの、定められた時間内に効率よく操作することが求められるため生半可な練習では到底適わないことがひしひしと伝わってきました。
    今回MOS世界学生大会に参加させていただいて、自らの英語力のなさと物事に対する努力が不足していることを実感しました。まずは今後も必ず必要になってくる英語力を身につけることから、1つ1つ自らを高めていきます。

  • <パワーポイント2010部門 第17位>
    駒澤大学 1年 榎田 峻さん

    日本代表に選ばれた時、とても嬉しい気持ちになりましたが、それと同時に「代表」としての責任感が生まれてきました。なので私はパソコンスクールに通って勉強し、また自宅での勉強もするように心がけました。しかし、結果は私の満足する結果とはならず、悔しい思いをしました。世界大会でいい成績を収めることの難しさを痛感しました。
    また、私は、各国の学生との交流を楽しみにしていました。なぜなら、私が学んできた英語やスペイン語がどのくらい通用するのか試してみたいと思っていたからです。しかし、いざ実際に話してみると、私の語学力の低さに悔しさを感じました。今回の世界大会に出場することは私にとってとても貴重な経験になりました。悔いが残る結果となってしまいましたが、この日本代表の4人で一緒に戦うことができてとても良かったと思います。
    将来、私は公認会計士になりたいと考えているので、英語やスペイン語を話すことができ、またオフィスソフトを使いこなせるなどの情報系にも強い公認会計士になるようにこれからも努力していきます。