MOSが明るい未来を切り開く
よく聞かれる質問の一つに、Microsoft Office Specialist (MOS)資格の価値って何ですか?というものがあります。こうした質問への答えとして、実体験に勝るものはありません。そこで、マイクロソフト社が認定する国際的な資格であるMOSの取得が、その後のキャリアにどのような影響を与えるかを示す、素晴らしい事例をご紹介します。
現在、コーネル大学で化学工学を専攻している4年生のアシュリン・デュモーさんは、2024年のMOS世界学生大会に学生アンバサダーとして参加しました。大会に出場している学生たちのサポート役として、実践的なアドバイスを伝えると共に、自分が2019年のアメリカ国内選考大会および世界大会に出場した際の貴重な体験を共有したそうです。
テクノロジーにとどまらず様々な分野で、自分の未来を切り開くためのヒントを、アシュリンさんの体験から学んでみましょう!
アシュリン・デュモー
ノースカロライナ州出身。2019年のMicrosoft Office Specialist(MOS)世界学生大会に参加し、アメリカ国内選考大会で1位、世界大会で3位に輝く。現在、コーネル大学で化学工学を専攻する4年生で、科学とデザインの融合に情熱を注いでいる。布地に特別な性質を与える化学物質の研究を行い、最近では撥水加工を施したドレスを制作。作品は奨学金を受けて春のランウェイショーで披露された。アシュリンさんは、一見関連がないように見えても、自分の情熱を追い求める大切さを人々に伝えている。
※こちらの紹介文は、米国サーティポート社が作成した内容を翻訳したものです。
- 自己紹介とご自身のバックグラウンドについて教えてください。
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私の名前はアシュリン・デュモーです。コーネル大学で化学工学を専攻している4年生です。私は、工学とデザインが交わる分野に情熱を注いでいます。MOSのアメリカ国内大会に出場し、PowerPoint部門で1位を獲得した後、世界大会に進み、同カテゴリーで3位になりました。
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大学では、ティーチングアシスタントやピアアドバイザーとして、化学工学のコミュニティに深く関わっています。また、繊維科学の研究室で、布地に特別な特性を与える化合物について研究しています。この研究が、私のデザインや繊維科学への愛情をさらに深めていると言えます。
- これまでに取得した資格と、それがご自身にどのような影響を与えたか教えてください。
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私は、Word 2013、Word 2016、PowerPoint 2013、PowerPoint 2016の資格を取得しました(Wordは上級レベルを取得)。これらの資格は、主に技術的なスキルを向上させるという点において、自信を与えてくれました。合格するためには、試験範囲の内容を正確かつ十分に理解する必要があります。この経験は、あらゆる面で大いに役立っていると感じます
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資格自体に加えて、その過程で培った知識やスキルも様々なビジネスの場で非常に役立っています。例えば、PowerPointやWordは多くの業界で標準的なツールであり、それらをマスターすることで、プレゼンテーションや文書を通じて効果的なコミュニケーションが可能となります。
- ティーチングアシスタントとして、PowerPointのスキルをどのように活かしていますか?
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化学工学の概念を理解することは、初めてその世界に触れる学生にとっては非常に難しい場合があります。ティーチングアシスタントとして学生たちに教えるとき、私はPowerPointのスキルを活かし、複雑な概念を分かりやすく伝えるプレゼンテーションを作成しています。例えば、難しい問題をシンプルな形で説明するために、スライドの切り替えや色の変更を工夫し、学生が効果的に内容を理解できるよう、多彩なプレゼンテーションを作成しています。これにより、学生はしっかりと基礎知識を固め、他の授業で、より難しい問題にこれらの概念を応用することができるようになります。
- MOS世界学生大会に参加してみて、いかがでしたか?
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世界大会に参加できたことは、他では経験したことがない、特別な体験でした。多様なバックグラウンドを持つ才能ある学生たちと同じ空間で過ごすことができ、とても光栄に感じました。プレッシャーは大きかったですが、それと同時にとても刺激的で、私の自信を大いに高めてくれたと思います。才能ある学生たちの一員に加われたことで、自分が達成したことの価値を実感することができました。
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また、世界大会の学生アンバサダーとしての経験も同様に充実したものでした。他の人たちと繋がり、彼らが自分のスキルを将来のキャリアにどう活かせるか示すことで、インスピレーションを与えることができたと思います。この大会が私にとってどれほど大きな意味を持っていたか、そしてその後、どれほど成長できたかを改めて実感することができました。
- 資格取得や大会への参加を考えている学生に対して、アドバイスをお願いします。
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学生の皆さんには、自分の成果に自信を持ち、未来を築くのは自分自身であることを意識するよう伝えたいです。進むべき方向がわからないと感じることがあっても、全く問題ありません。特に、人生の大きな決断を下す時期においては、迷いがあるのは当然です。ですが、目指す未来は自分の手で作っていくんだ、という自信を持ち、初めは困難に思えるようなチャンスにも挑戦するべきです。資格や大会への参加は、人生を通じて活かせるユニークな経験や学びの機会を提供してくれます。コーネル大学でも、資格を取得していたおかげで、他の学生たちと比べて自分のアイデアを効果的に伝える力を発揮することができました。
- 資格取得は学業やキャリアにどのように役立ちましたか?
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資格は、学業とキャリアの両面で非常に有利に働いています。授業では、自分のアイデアを明確に伝える効果的なプレゼンテーションや資料を作成できるため、課題や最終プレゼンテーションにとても役立っています。インターンシップ先を探し始めた際には、資格やMOS世界学生大会への参加歴を履歴書に記載したことで採用担当者の目を引き、面接で話題となった結果、他の応募者との差別化を図ることができました。
- MOS世界学生大会を知ったきっかけは何ですか?
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最初は高校の先生を通じてこの大会のことを知りました。先生は私にWordとPowerPointの資格が取得できるクラスを受講するよう勧めてくれました。当初は履歴書を充実させ、将来の就職活動を有利に進めることが目的だったのですが、資格試験で良い成績をおさめた後、先生が大会への参加を検討するよう提案してくれました。先生の励ましと、以前に参加したことがある他の生徒たちのサポートを受けて、挑戦を決めました。先生のサポートは大会までの過程において非常に重要でしたし、先生のおかげでこの大会に参加できたことを感謝しています。先生のサポートがなければ、今の自分はなかったと思います。またお話しできる機会があれば、これまでの支援と励ましに、感謝の気持ちをお伝えしたいです。先生は、私が学校のために入賞することを望むのではなく、将来役立つ形で自分のスキルが活かせるようになることを心から願い、支えてくれました。
- これまでの道のりで、あなたに影響を与えた人は誰ですか?また、その人に何を伝えたいですか?
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私の家族、特に両親に感謝したいです。アメリカの国内大会や世界大会を含む、私のこれまでの道のりを通じて、揺るぎないサポートをしてくれました。大会での父の存在は、私に安心感とモチベーションを与えてくれました。フロリダ州オーランドを共に巡ることができたのも、本当にいい経験でした。大会で何が起こっても、自分にかかるプレッシャーがどんなに大きくても、常にサポートしてくれる人がいると感じることができました。
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また、高校時代に大会への参加を後押ししてくれた先生にも感謝しています。コーネル大学では、指導教官である教授と、研究室のアドバイザーである教授が私を指導し、私が興味を持つ科学とデザインの融合について追求するよう導き、励ましてくれました。教授たちは、化学工学において多様な視点を持つことの重要性を教えてくれ、科学とデザインがどのように交わることができるかを示してくれました。
- MOS世界学生大会への参加を考えている学生に向けて、最後にメッセージをお願いします!
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もし参加を考えているなら、ぜひ挑戦してみてください!自分のコンフォートゾーンから一歩踏み出すことになるかもしれませんが、その過程で得られる経験や思い出、そしてスキルは非常に貴重で、生涯にわたってあなたを支え続けると思います。