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MOS試験を世界各国で配信するサーティポート社のスティーブン・マクスイーニー氏がMOS取得の必要性やメリットについてお話します。
私の名前はスティーブン・マクスイーニー、マイクロソフト オフィス マスターの認定資格取得者であることを誇りに思っています。私は2005年から、サーティポートでさまざまな業務に携わってきました。現在は、戦略的会計部門のバイス・プレジデントを務めています。
私は長い間、自分はデジタルリテラシーのエキスパートだと自認してきました。私の専門は、教育におけるITという分野で、母国アイルランドの大学で関連分野の講師もしましたし、かれこれ15年間も能力評価・資格認定業界で働いてきました。ですから、いまさらマイクロソフト オフィスの認定資格を取得したところで、自分のオフィスの壁に認定証が飾れる程度の価値しかないだろうと思っていました。しかし、それは大きな思い違いだったのです。
私はWindows 3.1とOffice 4の時代からマイクロソフトの製品を使っていましたので、かなりの経験があります。それが、私がサーティポートに入社することになった理由のひとつでした。そして入社まもなく、私はマイクロソフト オフィスの認定資格試験(MOS試験)を開発する部門の責任者になりました。
観光業界には古くから、なぜか人は自分の地元の観光名所にはほとんど足を運ばないというパラドックスがありますが、私もサーティポートに入社してから数年間MOS試験を正式に受験したことはありませんでした。理由はいろいろありました。自分はMOS試験を開発しているチームの管理者である、忙しすぎる、受ける意味が見出せない、万一落ちたらどうしよう、などなど。しかし、役員の立場となり、MOS試験の販促における自分の責任が増大するにつれて、実際にMOS試験を受験してみなくてはというプレッシャーをますます強く感じるようになりました。
とうとうMOS試験を受験したとき、本当に目からうろこが落ちる思いでした。最初に受けたのはExcelでした。いちばん難なく合格できそうな科目だったからです。幸い、よいスコアを獲得し、無事に認定資格を取得して、部下たちの笑い者にならずにすんだのですが、自分自身や自分のスキルについてのすばらしい発見がありました。
まず、Excel についてすでに私が知っていたことも確かにたくさん出題されましたが、試験時間50分の間に、あることすら知らなかったような機能もいくつか知ることができました。そのうちのいくつかは、今では頻繁に利用しています。他の科目の試験でも同じでした。Outlookの試験では高度なタスク管理機能を学んだおかげで、私に期限管理される部下たちをがっかりさせました。Wordでは、高度な校閲や共同作業のテクニックなどを学びました。
これらの新しく身につけたスキルは、私の仕事の生産性をずいぶん高めてくれました。もし認定資格試験を受験していなければ、こうした機能があるということすら気付かなかったでしょう。ここで私が指摘したいのは、マイクロソフト オフィスのような今日の生産性ソフトウェアは非常に複雑で多種多様な機能に富んでおり、どんな人でもすべての機能をよく知っているなどということはまずあり得ないことですが、認定資格試験というのは、その中でもっとも便利で重要な機能にポイントをしぼって開発されているということです。
現在、私はサーティポートにやってくる求職者の採用面接をするとき、いつも彼ら自身のWord とExcelのスキルレベルを10段階で自己評価してもらい、その後で実際にMOS試験を受験してもらいます。ほぼ例外なく、自己評価が高かった者ほど不合格になります。
私は今では、マイクロソフトからオフィスの新しいバージョンがリリースされると、真っ先にその試験を受けています。それによって新しい機能を学ぶことができますし、業界で優れたスキルの基準と考えられているものに合わせて自分のスキルをアップグレードしていけるからです。こういったスキルは今日、どんな職業に就いていても真に役立つものです。本当かなあと思う方もいらっしゃるでしょうが、私は敢えてお勧めします。さあ、潜在能力を発揮して、いますぐ認定資格を取得しよう!
Certiport Blog(原文はこちらをご覧ください)