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Word、ExcelⓇ、PowerPointⓇなどの利用スキルを証明する資格マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

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資格は、その道の専門家たちが、これだけは知っておいてほしいと考えるところを、カタチにしたものです。オデッセイ コミュニケーションズは、さまざまな分野の専門家たちと協力して、時代が必要とする資格を、皆さんにご提供していきます。新しい資格を取得することで、新しいキャリアを、そして新しい日本を、切り開いていこうとする人たちを、オデッセイ コミュニケーションズは応援しています。

MOSを運営するオデッセイ コミュニケーションズが制作した「オリジナルMOS対策動画」

教育機関の活用事例

MOS

学校法人佛教教育学園 華頂女子中学高等学校

生徒のモチベーションアップやパソコンスキル向上に授業で導入

【取材ご協力】情報科教諭 主任/酒井 知果さん

活用事例の詳細インタビュー(320KB)

資格試験のお取り組みの理由・目的

本校では、以前より「日本語ワープロ検定」や「パソコン検定」を実施し、入力速度強化と文書作成の完成度、パソコンの知識を強化してきました。
他教科でもパソコンを使ってレポート作成などを行う授業も増えてきたので、アプリケーションの知識と操作能力を強化できるような検定があれば資格取得もでき、生徒ももっとアプリケーションを活用できるのではないかということで、2008年度よりマイクロソフト オフィス スペシャリストを採用し、学内受験ができるよう試験会場として登録しました。
いつも使っているパソコン環境で受験でき、資格対策から受験まで授業内だけで完結できること、またアカデミックプライスで受験できるという点も試験会場になった理由の一つです。

本校地正面

また、この資格は将来役立ち、大学生や社会人など多くの方に支持をされているので生徒にも人気の資格です。1年目はWordのみ実施していましたが、2年目になり生徒からの要望や進学に役立つということでExcelも採用することになり、授業の受講者も前年度より大幅に増えました。

資格試験のお取り組みの内容

選択科目「コンピュータ実務A」(2単位)を受講している2年生にはWord、「コンピュータ実務B」(2単位)を受講している3年生にはExcelの資格対策の授業を実施し、1学期は基礎的なWord・Excelを学習してアプリケーションに慣れてもらいます。
生徒に普段のレポートで使わない機能を教えると、生徒からは「こんな便利な機能もあったんだ」という声がでて、より興味をもって授業を受けています。特にExcelは苦手な生徒が多いので、苦手意識をもたないように、使えると便利な機能をたくさん使って、授業を行っています。
2学期以降は資格対策の授業を実施します。試験範囲にでてくる機能を何度も繰り返し学習し、また個々の習得に合わせて、問題を多く解く授業や模擬試験を毎週繰り返し行いました。

本校地正面

1年目は年間の授業計画通りに進まず、また試験対策に使う教材作りや生徒のモチベーションを高め続けることに苦労しました(1年間の授業なので、モチベーションが下がる時期もありました)。内容を理解できるよう、また資格に合格できるように生徒を励まし続けました。生徒は繰り返し問題を解き、理解できれば放課後などもパソコン教室に来て自主的に同じ問題を何度でも解いていたのは今までにない光景でした。

資格試験をお取り組みいただいたことによって良かったこと

一人の生徒が「Microsoft Office 世界学生大会2009」日本大会の高等学校・高等専門学校・高等専修学校部門で8位に入賞したことで、生徒たちのやる気がますます高まりました。先輩が表彰されている姿を見た後輩の生徒たちが、「私たちも絶対に合格したい!」という気持ちになってくれました。日本大会で入賞した生徒も、届かないと思っていた学校のAO入試を受けることができました。

WordやExcelの基本スキルを教える授業を実施する際も、資格合格という明確な目標があるため、カリキュラム策定において、生徒が目標を持って取り組むという点でもよかったです。また、資格に合格した生徒たちの中で大学でも情報系に進みたいという気持ちを持つようになった生徒が予想以上に増えました。マイクロソフト オフィス スペシャリストは幅広く知られている資格なので、資格取得に関して賛同していただける保護者が多く、「この資格試験は、初めて子供が自ら一生懸命取り組んだ資格です」とおっしゃっていた保護者もいらっしゃいました。

今後のお取り組み

今回の取り組みを通して、マイクロソフト オフィス スペシャリストの合格という目標を設定することで、生徒たちのモチベーションアップやパソコンのスキル向上につながることが実感できました。今後は以下の3つに取り組んでいきたいです。

  1. 生徒がよりモチベーションを高め、達成感を感じることができるような授業展開。
    これについては学校だけでなく、社会人向けの資格取得のための教室などでの実践も参考にして取り組みたい。
  2. 合格率をアップさせる。
  3. マイクロソフト オフィス スペシャリストといったWord、Excelの資格が定着した段階で、資格の種類を増やす。

また、生徒の実績については学校内外へのアピールを行い、より取り組みを理解していただけるようにしたいです。生徒が資格を通して高めたスキルを他教科での学習など他の場面で活用し、この成果を見ていただける場面作りも必要と考えています。また華頂女子高校以外の、学校法人佛教教育学園の学校に通う生徒・学生の受験受け入れ体制の充実も進めたいです。

※インタビュー内容は2009年9月時点のものです。

学校情報

  • 学校法人佛教教育学園 華頂女子中学高等学校
  • 所在地:京都市東山区林下町3-456
  • 学生数:284 人(2011年4月現在)

明治44年に創設され、創立100年を迎えた本校は、京都東山の知恩院境内にあり、都心にありながら緑に恵まれ、四季を通して落ち着いた学習環境は他に類を見ないものです。 中学校では,学力・人間的成長・学校生活の3つの安心をかかげ、心豊かな女性の育成をめざしています。 高等学校では、レベルの高い文系・理系の大学への進学を実現する特別進学コース、医療・理系進学コースと佛教大学など有利な内部進学制度を生かす教育・文系進学コース、さらに音楽科を設置しています。

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