資格は、その道の専門家たちが、これだけは知っておいてほしいと考えるところを、カタチにしたものです。オデッセイ コミュニケーションズは、さまざまな分野の専門家たちと協力して、時代が必要とする資格を、皆さんにご提供していきます。新しい資格を取得することで、新しいキャリアを、そして新しい日本を、切り開いていこうとする人たちを、オデッセイ コミュニケーションズは応援しています。
2023年7月30日(日)~8月2日(水)(現地時間)、米国オーランド(フロリダ州)の開催会場『JWマリオット オーランド ボネット クリーク リゾート&スパ』で「MOS世界学生大会2023」決勝戦が開催されました。
世界116か国、延べ130万人を超す学生がエントリーし、決勝戦へと勝ち上がった33か国133名の各国代表精鋭と日本代表は、エクセルの決勝戦専用の試験に挑みました。日本代表の米国への派遣は、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりです。
その結果、日本代表の高矢空さん(東京電機大学4年)がエクセル部門で見事世界第1位に入賞しました。
高矢さんは、MOS世界学生大会2020から国内大会エントリーを続け、2022年と2023年の国内大会では、ワード、エクセル、パワーポイントの3部門で上位入賞をしています。
年々難しくなる決勝戦試験で、アプリケーション機能の知識をフルに活用することが求められるなか、日本代表が優勝したことは、とても素晴らしい結果です。
日本代表として世界1位を取得できたことを誇りに思います。「Excel2016のチャンピオンは・・・」と自分の名前が呼ばれた瞬間に、4年間の努力が実ったことを実感し、魂が震えました。ここまでの努力を支えてくれた、家族やフィアンセに大きな感謝を伝えたいと思います。
大会期間中、決勝戦試験をはじめ、多くの国の人と関わることができました。レセプションで一緒に写真を撮り、ダンスを踊ったり、ご飯を食べたり、ディズニーワールドで遊んだり。語学に堪能ではなく挑んだ初の海外でしたが、それに臆することなく積極的に話しかけることで、意外と簡単に他国の学生たちと交流を行うことができました。実際に国外の人とのコミュニケーションを取ることで、常識という壁が消え去り、思考のバイアスがなくなるということを学びました。また、各国の代表学生はみな向上心が高く、こちらも沢山の刺激をもらい、とてもいいエッセンスになりました。これらの経験は、人生の大きな財産に、また今後の学習の大きなモチベーションになりました。
日本代表を目指す皆さま、「MOS世界学生大会」という名前ですが、試験のレベルはMOSだと思わないでください。世界大会は次元が違います。Excelの知識だけでは、絶対に世界一にはなれないでしょう。
Excelでできることすべてを学ぶことは大前提として、他にも統計学、数学などの関数と使用場面、データ分析の手法や自動化の方法、VBAやマクロなど、考えられるものはすべて学び、様々な問題を想定してください。
また、解答のスピードはもちろん、圧倒的な知識量と応用方法、柔軟かつクリエイティブな思考を生かし、高度で意地悪な何重にもひねられたクイズに対応できるようにしてください。日ごろからIT業界全体に興味を持ち、吸収することも必要です。インプットを絶やさないでください。
最後に、出題される問題に唖然としないでください。方法はあります。きっと世界一を目指すあなたなら解けるはずです。