MOS世界学生大会 参加者の声

世界学生大会での優勝経験が仕事のチャンスにつながる
職場では「パワポのコンサル」として声を掛けてもらえるのが喜び

小宮山 正晴さん

MOS世界学生大会2021
PowerPoint2016部門 世界チャンピオン

早稲田大学大学院 人間科学研究科
修士課程1年（入賞当時）

東京都出身。早稲田大学人間科学部を3年間で卒業し、同大学院人間科学研究科に進学。優秀な成績を収める一方で、大学公認サークル「早慶戦支援会」での観客誘導や「障がい学生支援室」でのボランティアにも取り組むなど学生生活を謳歌した。現在は、早稲田大学の職員になる夢を叶え、国際教養学部・国際コミュニケーション研究科事務所で活躍中。

現在のお仕事について教えてください。

現在は早稲田大学の専任職員となり、国際教養学部事務所で働いています。主に担当しているのは、学費・奨学金関連や学生からのさまざまな相談への対応ですね。また、学生時代に障がいのある方に役立つ支援技術を研究していた経験を活かし、合理的配慮に関する業務にも取り組んでいます。
国際教養学部は留学生が約4割を占めるため、英語でコミュニケーションをとる場面が多々あります。価値観の違いもあるので業務にあたっては時間も労力も掛かりますが、PCスキルのおかげで効率的に事務作業に取り組めていると思います。

仕事するうえで、PowerPointのスキルをどのように活かしていますか？

イベントでの学部長挨拶や執行部紹介といった、ここぞ！というときのプレゼンテーション資料の作成を任せていただくことがあります。最近では台湾へ出張する機会があり、現地の高校生・保護者に向けて、PowerPointを使って早稲田大学の魅力をアピールしてきました。

MOS世界学生大会で世界チャンピオンになったことは、学内のインタビュー記事や新聞で多数取り上げていただいたおかげで、職場の先輩方も認知してくださっていて、「パワポのコンサル」のような立ち位置で声を掛けてもらえるのがうれしいです。今後も、大好きな早稲田大学とPowerPointを掛け合わせた仕事がしていけたらいいなと思っています。

MOS世界学生大会に参加してみて、いかがでしたか？

「日本代表」といえば「オリンピック」のイメージがあり、決して身近な存在ではなかったので、MOS世界学生大会の日本代表に選ばれたときは、自分自身だけでなく家族や友人もとても驚いていました。決勝戦では素早く正確に操作できることが重要だとわかりつつも、なかなか両立が難しく試行錯誤していたところ、家族が声を掛けてくれてとても救われました。サポートしてくれた周囲の方々にはなんとかして恩返ししなくてはと思い、決勝戦に向き合う力となりました。

また、大会で共に戦った日本代表とは、社会人になってからも定期的に食事をするなど、今でも交流が続いています。

MOSの資格取得をめざしているかたにアドバイスはありますか？

ExcelやPowerPointは目的を果たすためのツールにすぎませんが、ツールの使い方を極めることで、本質を考える時間により注力できるようになります。どうツールを使いこなしたらいいかわからないときだけ、自分の知りたい部分だけを調べて済ませていると、どうしても知識の穴ができてしまうものです。社会人になったら毎日使うものなので、資格試験を通して体系的に学び、「知識」だけでなく「感覚」も身につけておくことをおすすめします！

これから大会への参加を考えている学生に向けて、メッセージをお願いします！

決勝戦では、スピードと正確性が試されるMOSの資格試験とは異なり、発想力が試される課題もあります。本を読んだり、社会情勢に目を向けてみたり、視野を広く持つことが必要です。日本代表、そして世界チャンピオンになるまでの道のりはとても険しかったですが、その過程で育まれる力や仲間との絆といったかけがえのない財産を得ることができました。これからも、本大会における日本代表のプレゼンスを高めてくれるような、熱意溢れる学生がどんどん出てきてくれることをたのしみにしています。
世界学生大会への挑戦は、あなたの手の届く場所にあります。ぜひ勇気をもって、一歩を踏み出してみてください！

※掲載内容は2025年1月取材時のものです。

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